尾崎衣良さんの「深夜のダメ恋図鑑」が今、20代30代の女性から大変共感を得ていることで話題となっています。
なんとその女性たちの支持もあってか、馬場ふみかさん、佐野ひなこさん、久松郁実さんの3人が主演を務め連ドラになることが決まっています!!
なぜそこまでして人気になったのか…(笑)
物語に出てくる見事なまでの《ダメンズ》に振り回されながらも気持ちよく”論破”していく3人の女性への憧れがあるのではないかなと思います。
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深夜の女子会
彼氏は途切れたことはないがダメ男ばかりと付き合っている千鳥佐和子
美人なのに耳年増処女で元ヤン、古賀円
少女漫画育ちで王子様が理想の恋人像、福間千代
この3人が深夜に集まり夜な夜な最近の恋愛事情や悩みを打ち明けていきます。
大きなヒミツ
円は最近好きな人ができました。会社の取引先の人で山田さんといいます。
連絡先をこっそり渡されたのがきっかけで食事に行ったりデートをしたりと彼からの積極的なアピールに惹かれていっていました。
ある時円は山田さんに「好きになっちゃったかも…」と告白をします。
山田さんは円を抱きしめて「オレもスキだよ」と。
彼氏ができた円は大喜び。
だけど円にはヒミツがありました。
実は誰とも付き合ったことがなかったのです。
そのことを山田さんに伝えました。
「隠していることがあるんです。初めてなんです。男の人と付き合うの。」
引かれるかなとドキドキしていると山田さんは「ありがとう話してくれて。本当のキミが知れて嬉しいよ。」と一言。
ホッとした円は少しずつ心を開きながら会話をしていきました。
すると山田さんが「オレもひとつだけ隠していたことがあるんだ。すっかり騙されちゃったお返し。驚かないでね?」
「オレ、実は結婚しているんだ。」
固まる円に山田さんは「大きなヒミツを打ち明けてくれたキミの気持ちに精一杯こたえたい。」そう言いました。
円は自分のヒミツと山田さんのヒミツが同レベルなのか、オレを好きなら不倫関係でいろってことなのか問いただします。
ついには「オマエどんだけいい男なんだよ。福山雅治でもねぇよそんな話。ざけんじゃねぇ。いっぺんかーちゃんの腹の中から出直してきな。」とブチ切れます。
ここまでの話を深夜の女子会で語っていると、千代から「実は元ヤンていうのも相当な隠し事だと思う」と言われます。
疲れている理由
佐和子は彼氏・諒くんと同棲しています。
最近仕事が忙しそうな諒くんを気遣い、風呂掃除当番を代わってあげました。
大変な時はお互い助け合って過ごしていきたいと思いながら、家事と自分の仕事の用意をしました。
翌朝、諒くんより先に家を出る佐和子は、朝ご飯作ってあるから食べ終わったら食器をシンクの水につけておくよう伝えます。
そして仕事に向かいながら、疲れている諒くんのためにスタミナのつくご飯を作ってあげようと考えました。
家に帰ると今日は早く帰ってきている諒くんの姿が。
ふとテーブルを見ると朝食の食器がそのまま置いてあります。
あ然としている佐和子に、「キレイなワイシャツがそろそろなくなりそうだからアイロンかけておいて」と言う諒くん。
佐和子は今週忙しいからクリーニングに持っていってとお願いすると、「俺疲れてるのに今からクリーニングに行くの?佐和子鬼嫁かよ。」と一言。
夜ご飯は豚肉を使った料理に対し、「魚よりはいいけど牛肉とか出してよ。俺疲れてるの知ってるでしょ?過労で倒れちゃうよ?」と佐和子に言います。
佐和子はそれに対して不思議そうに
「諒くんて何して疲れてるの?もしかして仕事?
わたしは仕事に家事に、オマエの世話で疲れてるけど。
諒くん仕事”だけ”してそんなに疲れてるの?病気?
仕事だけしかしてない人がなんでそんなに疲れてるの?まさか息?」とばっさり。
諒くんのダメ男振りは女子会でも理解されているのかみんな冷静に聞いていました。
あの人牛肉食べる必要ある?牛のほうが働いてない?と愚痴る佐和子でした。
理想の王子様
千代の恋愛は少女漫画が理想。
ある時行きつけのバーで声をかけてきた同い年の八代さんと意気投合し、たびたび呑むようになりました。
そしてキスから始まりそのまま八代さんの家へ。
シャワーを浴びながら、[このまましちゃうのかな。でもイヤじゃないし。いきなり押し倒されちゃうのかな。]
と不安と期待を持ちながら八代さんの待つ部屋へ向かうと、布団を敷いて靴下を脱いでいる八代さん。
そのこれからの準備中の八代さんの姿に幻滅した千代は、そのまま逃げ帰りました。
女子会でこの話をしている千代に周りはなんでだよとブーイング。
「肉食獣が正座して肉食ってるみたいなシュール感が許せなくて…。」とぼやく千代。
円は「当たり前だろ。漫画の中の肉食系だってパンツも脱ぎゃー靴下も脱ぐんだよ。」とダメ出し。
それを踏まえてリベンジするために再デート。
今日はホテルだから!ベッドだから!大丈夫!と自分に言い聞かせます。
八代さんは一緒にお風呂に入ることを提案し、漫画みたいだなとドキドキしながら千代も浴室へ。
先にバスタブに入って待っている八代さんは「タオルは禁止だぞ〜笑」と場を和ませます。
[あぁ、この人とならこのままヤっちゃってもいいか…]そう思いながらバスタブに入ろうとします。
するとバスタブには、どこぞのものやら分からない毛やカスみたいなものが浮いていました。
千代はまたそのまま逃げ帰ってしまいます。
このことをみんなに報告します。
「わたしが先にバスタブに入っていれば…」と反省する千代に対して
「そういう問題?」「いい加減にしろよー!」とまたもダメ出しされるのでした。
深夜のダメ恋図鑑1巻の感想
このように3人の女性達が夜な夜な繰り広げる自分たちのコイバナが短編でまとまっています。
諒くん、八代さんの話は一話だけではなく続いていて、成長するどころか磨きがかかる諒くんのダメンズ振り。
千代の為に理想の王子様になろうと努力し続ける八代さんに対し、王子様って実はそうでもないのかもと思い始める千代。
既婚者や変人ばかりに好かれてしまう円。
3人が幸せになれる日はくるのか…。
[うわーこんな男ほんとにいるのかな]
[自分だった何も言えないかも]
[え?そこ気にする?]
3人の女子会に自分自信も参加している気持ちになれる本でした(笑)
ズタズタに言うところや、ブチ切れるところ、モヤっとしながら読み続けていくと最後にはスカッとしていました。
ドラマ化も原作の3人に負けないような、いい意味でまた違った論破ぶりがみれるそんなドラマになってほしいなと思います!
安全確実に高画質な漫画を読むことができるので是非参考にしてみてください。
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