この記事では中学聖日記2巻のネタバレと実際に読んだ感想を書いています。

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中学聖日記2巻のあらすじ・ネタバレ
花火大会
どこか抜けていて、可愛い新しい担任の“聖ちゃん”を好きになってしまった聖のクラスの生徒の主人公晶。
聖を好きになってしまってから、小さなアクシデントを起こしたり、学校に行かない日が出来たりとあれこれ様子がおかしくなってしまった晶の様子に何だか彼の母親も不信感を抱いている様子。
そして、晶の事を好きな女友達岩崎と約束していた花火大会の当日が訪れます。
すっかり浴衣の約束も忘れて普段着で登場した晶は、父親が居ない家族で朗らかに振る舞う岩崎に関心しつつも、その想いをデリカシーにかけた言葉でしか表せず、気まずい空気を醸し出しつつも二人は会場へ。
一方の聖は、教員総出で花火大会の見回りに出て来ていました。
花火大会は彼氏と来るもの、という同僚の言葉にこの前家に突然訪れた勝太郎のことが思い出されます。
訪れた勝太郎をその時一緒に居て、頼み事で外出中だった晶と扉越しに勘違いした聖のことを知ってか知らずが何も触れない勝太郎。
彼の腕に抱かれながら、その事を疑問に感じつつも会いたかったと思っていた自分の気持ちは嘘じゃない、と何度も心の内に言い聞かすのでした。
その頃、晶母は息子の花火大会に行く相手が岩崎の親からの電話で彼女と分かり、健全と胸を撫で下ろすも束の間、職場の同僚がたまたま見ていた晶達が通う小星中の2ちゃんねるスレッドを目撃する事に。
何とそこには晶と聖の噂がある事無い事書き殴られていました。
たかがネットと思っていた母でしたが、偶然晶のズボンから聖の身分証明書入り財布を発見してしまい、顔色が一変?!
デート
何人かの仲良し友達としょっちゅうつるんでいた晶と岩崎。
他の友達も一緒かどうかを気にする晶でしたが、今日は親友の淳紀も配信で花火を見たりと何やかんやで他の友達の影も無く、二人っきり。
二人っきりが何処となく嫌そうな晶にがっかりしつつも、岩崎の念願のデート!
浜辺で二人で座って花火を見ながら最高の良い雰囲気……
と思っていた岩崎に、晶はこともあろうにこの状況下で自分が聖に告白した事、この前ドタバタの末婚約者と鉢合わせしかけた事まで告げてしまいます。
この状況下であっさり聖への想いを口にする晶に、岩崎の表情は一変。
聖が計算して晶を弄んでいると吹き込み、晶の頬にキス!
“私とリア充すればいいと思う”と宣言しちゃうのでした。
そんな岩崎を突き放し、頬を拭う晶でしたが、この事をきっかけに岩崎の心の中では完全に晶への恋心がメラメラと燃え上がり始めてしまいます。
見回りをしていた聖が見たもの。
それは、浴衣姿の岩崎と二人で歩いている晶の姿でした。
そろそろ撤収の時間になり、同僚で車に送って貰う最中に無くした免許証のありかを同僚に聞かれ、前回とある出来事のせいで晶に預けたままになっている財布のことを思い出す聖。
晶に彼女が出来たのなら、全てが丸く収まる――そう思いながらも、何かが落ち着かない聖は、先程誤って側溝に落ちてしまった時に汚れたままの足を洗いたい、と理由をそれとなく作って突然車を降りてしまいます。
晶を追いかけてどうしたいのか自分でも分からないままに祭りの会場を歩く聖でしたが、肝心の晶の姿は見付からないまま花火大会は終了。
やるせなさを抱えたまま、聖は夜の砂浜で汚れた足をばしゃばしゃと洗うものの、波の勢いに洗っていたサンダルが流されてしまいます。
言い様の無い自分の駄目さ加減に俯きうずくまる聖。
その時“先生”と自分を呼ぶ声が聞こえます。
振り向いてみると、そこに居たのはあの晶でした。
どうしてここに、と互いに問い掛ける二人でしたが、すぐに聖は晶に返して貰っていないお財布のことを思い出し声を荒げます。
聖はあの財布の中に住基カードも免許証も、カード類全部を入れてしまっていたので車を運転出来ずバスで移動しなければならず、お金の引き出しも手間がかかる状態になっていたとのこと。
けれど、そんな聖に晶は終バスが既に出てしまったことを告げます。
勝太郎
突然、蘇る過去の聖の記憶。
真面目なのに、可愛いと言われて根も葉もない異性関係の噂を流されて苛められていたこと。
ひょんな事から勝太郎に見初められたこと。
“子供の頃からの目標持ってる聖はすごい”と言われた筈の自分の目標を、何で持ったのかその理由が思い出せないこと。
幼い頃の学校の教室で、周りが口々に先生になりたいと言って、じゃあ自分も――と思ったこと――それだけ?
フラッシュバックする過去への想いに突然聖が苛まされる中、裸足の彼女に晶は言葉少なに自分の靴を差し出すと、ふいとそっぽを向いてしまいます。
そんな晶に“どうして何も言わないでどっか言っちゃうの……”とこぼす聖に、はぐらかして人の気持ちを弄んでいるのは先生の方、と言う晶。
けれど“それは黒岩くんの方だよ”と、その言葉を聞いた聖の口から零れたのは晶も想いもよらない台詞でした。
その言葉の真意を問う晶に、答えないまま夜の海へ向かう聖。
バシャバシャと音を立てて波の向こうの水平線を見つめる後ろ姿は、以前見た夢の風景と重なる事に気付く晶は自分の正夢と、それを運命とすら感じてしまう自分に自分で嫌悪します。
振り返らないまま、“私来年結婚するの”という聖。
頷く晶をそのままに、勝太郎のことをとても良い人言いながらも、どこか眩しすぎる彼に自分は釣り合っていないのでは無いかと吐露します。
そんな聖に、今のまんまの聖ちゃんでいい、そんな気持ちのままでも結婚したいならすればいいし、最悪不倫でも構わないと言い放る晶。
ようやく振り返った聖は“それはできません”と答えるのですが、晶はそれなら一晩一緒に居てくれたら聖のことを諦めると言い放ちます。
諦めるのは忘れて次に行くという事だという言葉に、何故か胸が痛む聖。
一晩中一緒に居て何をするのかと聞けば、生徒や先生、婚約者がいることもナシにして先生に優しくしたい、と。
そんなことをしたら、もっと好きになっちゃうかもしれないのに、と零す聖に先生、と詰め寄る晶、先生と呼ばないでという聖に、子供だと思ってからかわないでと波打ち際に押し倒す晶――。
そして、先生なんて呼ばれる資格が無い、と涙を滲ませる聖の姿に、晶もまた自分の不器用さに胸を痛めるのでした。
無力感に苛まされる二人。
お互いの気持ちに応えの出ないまま、“先生のしたい様にする”と言った晶。
結局二人が出した結論は、“家に帰りたい”というどうしようもないまとまらないもので……。
一方、その頃勝太郎は聖の家にアポなしで来ていました。
職場で近場の花火大会の様子を見て、同僚の女性と花火大会の話題になり、同じく花火大会を誘って来た聖のことを想う勝太郎は、同僚女性の食事の誘いを断り、聖の家に来ていたのでした。
そして、鳴るチャイムの音に聖かと思い扉を開けるも、何とそこに居たのは晶の母親でした。
そう、晶母は彼が持ち帰って家に置いたままの聖の財布の住所から、聖の家を特定して家までやって来ていていたのでした。
聖の電話の電源は切れて繋がらず、“聖と一緒にいるはずだから待たせてほしい”という晶母に状況がよく呑み込めず、戸惑う勝太郎。
“離れてる間はお互い自由にやろうぜとかは……”同僚女性の言葉がフラッシュバックする勝太郎でしたが、そんなことは無いはずなんだけど、と自分に言い聞かすのでした。
タクシーが捕まらない聖と晶。
歩き疲れてうずくまる聖の様子が何処となくおかしいことに気付いた晶は、聖に自分のシャツを羽織らせ聖をおぶって歩くことに。
せっかくの花火大会なのに、と謝る聖に“別に来たいワケじゃなかったんで”という晶。
熱にうかされながらも、その後の晶からの問いかけに聖は相槌も返さないままで。
聖の中では二人きりで祭りを楽しむ岩崎と晶の姿が思い出されます。
“岩崎さんとつきあってるの……?”
零した自分の言葉の意味に気付き、青ざめる聖でしたが時すでに遅く、自分で自分に戸惑っている聖を晶はおろすと、有無を言わさず聖にキスを――!
“誰が何と言おうと関係ない、先生のことが好きです”
と、晶を諫める聖も無視して、何度も唇を重ねます。
そんなことを言ったからって良いワケじゃないのに、と聖は思いつつも、そのままも抵抗することもしないままで……。
熱のせいにして、ようやく捕まえたタクシーでもずっと手を聖と晶は繋いだまま。
けれど、聖のマンションにいざ着くと、そこで待っていたのは勝太郎と晶の母親。
聖の後ろ姿だけが脳裏に焼き付いたまま、二人の関係はそのまま引き裂かれてしまいます。
こんなことになるのなら、もっとキスしておけば良かったと後悔するも空しく、夏休みが終わったら聖は学校を辞めて街から姿を消してしまっていたのでした。
そしてまた、晶も学校に姿を見せなくなってしまいます。
大の友人九重も、以前晶の母親に聖のことを訊かれて“エロエロです”と吹き込んでしまったせいで晶とは絶交状態に。
校内にも晶と聖のことをあること無いことネットに書き込んでいた悪いウォッチャーがいたとのこと。
晶は聖が学校を辞めたのも友人の差し金では無いかと感じたのか、こっそり晶は友人の誰にも行き先を告げないまま引っ越ししてしまい、卒業式の日も過ぎ去って行ってしまいました。