白石ユキさん『あのコの、トリコ。』第3巻。
地味でメガネの頼は、大好きな幼馴染・雫の笑顔のために10年前に昴と3人で交した役者になる約束を果たしました。
そして雫に想いを告げ、2人は両想いに。
雫に片想いしていたのは頼だけではなく昴もでしたが、告白するも振られてしまいます。
前回は頼と雫が両想いになり、幸せなところで終わっていました。
このまま何もなく仲良しカップルでいられたらいいのですが…。

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あのコの、トリコ。3巻ネタバレ・あらすじ
雫の香り
映画のPR会場にて、満員の観客の前で雫の頬にキスをしてしまう頼。
からかう昴とは対象的にご立腹の雫。
雫が自分の恋人だとはっきりさせたかったと言い訳する頼に、照れながらも受け止める雫でした。
しかし事務所社長である雫のお母さんは、今後スキャンダル厳禁だと釘を差します。
やっと両想いになれたのに普通の恋愛ができないなんて…と頼は落ち込みます。
そんな中でも学校では頼も雫も大人気なので告白もされます。
2人はあしらいますが、告白してくるファンを大事にする雫に頼はヤキモチをやきます。
周りの目もありいちゃつけない2人。
それでも雫への想いは増すばかり。
間を見て学校でいちゃつくように。
くっついていると離れがたくなる2人。
雫はひとり暮らししている頼の家につれてってとお願いします。
色々期待せざるを得ない頼とは反対に、ひとり暮らしが大変だから晩御飯を作ると張り切る雫。
1人で広い家に住んでて寂しくないのかと聞く雫に
「最初は寂しかったけど、今の俺には芝居があってライバルの昴がいて、なにより雫がいるから寂しくない。いつか雫と一緒に暮らせたらな。」
とプロポーズみたいなセリフを伝えます。
頼の家にきたのは親に挨拶しに来たためだと言っていたことを嘘だったといい、本当は頼と離れたくなかったからだと話す雫を頼は耐えられなくなり押し倒します。
その時雫の携帯が鳴り、急な仕事のため帰ってしまいました。
残された頼は、ちょっと前まで自分の下にいた雫の香りがする部屋で、どこまで雫を好きになるんだろうと余韻に浸っているのでした。
仕事場についた雫は昴とばったり会います。
急に打ち合わせが入っちゃってと話す雫の頭がボサボサだったから、「急いできたから髪乱れてるの?もしかして頼としっぽりしてた?」とからかいます。
雫は顔を真っ赤にして、急ぐからごめんとその場を立ち去ります。
否定せず真っ赤になる雫に動揺する昴でした。
修学旅行
前回からすれ違いの日々が続いている頼は、クラスのみんながもうすぐある修学旅行の話をしているのを耳にします。
彼女と親密になれる絶好のイベントだと盛り上がるのを聞いて、”出先なら仕事の邪魔なく一緒にいられる”と喜びます。
修学旅行当日、行き先が京都だということもあり仕事を入れられる3人。
撮影が終わったら雫と出かけることを楽しみにウキウキする頼を昴は何も言わず見ていました。
頼と昴が演じる役同士で殺陣の撮影が始まり、頼は左によけるのを右によけてしまいタイミングがずれておでこが切れてしまいます。
そんな頼に「お前、お遊戯のつもりかよ。腑抜けた演技するなんて見損なった。」と告げます。
雫のことで浮ついていた頼は何も言い返せず落ち込みます。
スタッフたちが、殺陣の動きも気合も完全に昴のほうが上だったから配役を入れ替えた方がいいのではと話しているのを聞いてしまいます。
スタッフたちはその場にいた雫にも意見を聞くと「いい作品ができるなら、その役にふさわしい人が演じたらいいと思う」と一言。
それを聞いてしまった頼は、何をしていたんだと我に返ります。
再び撮影が始まり、「今度は俺を殺す気できてくれ」と昴に伝えます。
雫の笑顔のために役者としてここにいるのに無様なものは見せられないと目が覚めます。
無事撮影は大成功しますが、おでこのケガのせいで貧血で倒れてしまいます。
目が覚めた横には雫が。
雫を押し倒していい雰囲気になった時、クラスのみんなが戻ってきて結局何もなく終わってしまいまうのでした。。
それから旅行の自由行動で雫を誘おうとしても避けられてしまう頼。
2人の距離が近づいたと思っていたのは自分だけだったと落ち込みます。
そんな時、雫が一般の人にバレて写真やら髪を触られるやら困ってしまいます。
そこへゆるキャラの着ぐるみで変装をした頼が助けに来ます。
雫が避けていたのは、顔を合わせづらかっただけだと誤解がとけました。
困っていた雫に、自分のことで頭いっぱいになってくれて喜ぶ頼。
今までよりずっと雫を近くに感じられた旅行になったと頼は思うのでした。
初恋の人
学校では女子がなにやら騒いでいました。
モデル出身で俳優業では色々な賞を総なめにし、海外を拠点に活躍している桐島伶が帰ってくると盛り上がっていたのです。
他人事で聞いていた頼に「あの男は雫の初恋の相手だ」と昴は告げます。
仕事場で再会していた雫と伶。
伶は雫の頬にキスをします。
海外帰りだからなんだか変わったねと話す雫に、すごくキレイになったと頭を撫でる伶。
頼は笑って楽しそうにしている雫に声をかけると横には伶が。
嬉しそうに紹介する雫に頼はモヤモヤ。
2人きりになった雫は、週末にある伶が出演するファッションショーにゲストモデルとして呼ばれたことで大喜びしていました。
そんな雫に、ゲストモデルで誘われたぐらいで大げさだとふてくされる頼。
そんな頼に、伶の芝居がきっかけで役者になったから夢をくれた憧れの人と仕事をできるのが本当に嬉しいと話します。
ヤキモチをやいた頼は雫に「初恋の相手の話なんて聞きたくない」とキスをして、ショーは見に行かないと告げます。
嬉しそうな雫を見ていられなかった頼。
それだけではなく週末は雫の誕生日だったのです。
ショー当日、カップリングモデルとして出演する雫は緊張で手が震えていました。
しかし相手役は頼だったことに驚く雫。
そしてみんなの前で指輪をはめます。
「今日はこれを渡しに来たんだ。誕生日おめでとう。」
すっかり忘れていた雫に
「この日のためにモデルを代わってもらったんだ。こんなことするくらいに雫のことが好きなんだって今実感しているところだよ」と伝えます。
雫はお礼を言い、「私の初恋は頼だよ。」と告白します。
初恋の相手が誰だとか考えても、雫を思う気持ちは止められないんだなと感じた頼でした。
あのコの、トリコ。3巻の感想
あと一歩のところで邪魔が入ってしまうのがおもしろかったです(笑)
“頼、どんまい”と同情してしまいました。
雫も少しずつ素直になれてきたのかなとも感じました。
そして前回の告白のときもでしたが、今回も昴に刺激された頼。
昴の気持ちを考えると複雑ですが、頼にとって昴の存在があるから雫とうまくやっていけてるのかなと思いました^^

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